この記事を書いた人
- 2021年~ アーリーリタイア(FIRE)
- 50代 4人家族 愛知県在住
- 純金融資産は1億円台
- 住宅ローンは9年間で完済
- 投資歴は約20年
※資産形成の詳細はプロフィールを参照ください。
目次
はじめに
給料アップで入金力を高めたり、投資で資産を増やすというのは、かなり難しいです。しかし節約は誰でもできます!
今回はアーリーリタイア(FIRE)の種銭をどうやって作っていったかについて、僕の経験談をお話したいと思います。 資産形成の第一歩は種銭作りです。種銭ができたら次に投資という流れになります。そして種銭作りの基本は貯金です。 貯金=入金力ー(節約後の支出)、と定義したときに、稼いだお金を節約した分だけ貯金が増えることになります。 入金能力は個人によって様々ですが、節約は誰でも取り組める再現性の高いパラメターとなります。 僕は入社して5年ほどは、銀行のカードローンの借金残高が常時数十万円程あって、ボーナス時にやっとそれを返済するという日常を繰り返していました。 その後ロバート・キヨサキ著「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んで感銘を受けてから、貯金マシーンに変身し、数年で3000万円強を貯めることができました。 30代前半に貯金だけで、このレベルの資産を貯めることができたのも、節約にこだわることができたからだと思います。 そこで、つたない僕の体験が少しはお役に立てるかなと思いましたので、今回記事を書いてみました。
主な節約6つ
主な節約
- 住居費の節約(寮・社宅利用)
- 保険の節約(生命保険に入らない)
- 通信費の節約(携帯料金、ネット料金)
- 衣服代の節約(クリーニングに出さない)
- 飲食代の節約(自販機を使わない)
- レジャー費用の節約(マイレージ利用)
住居費の節約(寮・社宅利用)
住居費の節約:750万円
人生の中で一番高いコストは住居費です。
20代の僕は会社の寮に7年ほど入っていました。その後30歳を超えてからは、今の嫁となる彼女の会社の社宅で同棲を始めました。
会社の寮は光熱費や食費込みで3万円くらい、彼女の社宅は住居代だけで2万円程度だったと記憶してます。
市内のワンルームのアパートを借りた場合、最低でも5万円以上はしたので、年に50万円は節約できたのではないでしょうか。
15年間で見積もったとしても、最低でも750万円は住居費を節約できたと思います。
保険の節約(生命保険に入らない)
保険の節約:1000万円
人生の中で、保険は二番目に高いコストと言われます。 僕が入社したころは、保険のおばさんが毎日オフィスに訪問してきて営業をかけてきたこともあり、新入社員は全員、生命保険に入っていました。 上司も若い頃から生命保険には入った方がよいと薦めてきたので、人生経験のない僕もなんの疑いもなく契約しました。 そんな中、入社3年目にプルデンシャル生命の営業マンの話を聞く機会があり転機が訪れました。 その営業マンの説明では、生命保険は家族を養う身でないと意味がない。あくまで保険は自分で挽回しがたいトラブルがあったときのものであり、儲かるものではない。というものでした。 独身だった僕にとって、その話はとても新鮮で納得いくものでした。そして若くして死んだところで誰も困る人はない。その本質に気付くことができ、契約していた保険を解約しました。 生命保険に入る必要がない事を若いうちに悟ることができたのは大きかったですね。 結局、その後結婚して家族を持った後も、いっさい生命保険は入っていません。 というのも、結婚した頃には3000万円以上の資産を既に持っていて、仮に僕が死んだとしても、家族が金銭面で路頭に迷うことはないと判断したからです。 生命保険に生涯払う金額は、人によりますが約1000万円程かかるといいます。つまりそのレベルのお金をそのまま節約することができました。
通信費の節約(携帯料金、ネット料金)
通信費の節約:180万円
僕が入社してまもなく、携帯電話が登場しました。普及のスピードはすさまじく、その利便性から誰もが携帯を持つようになりました。
そんな中、僕は会社から支給された携帯を私用で使っていました。今のようにコンプライアンスとか会社の管理が厳しくない時代でしたので、そのような使い方が許されたのでしょう。
今もそうですが、携帯の通話料金はバカ高いので、大きく節約に貢献しました。
またインターネットも同じように普及していきました。競争も激化し、いろいろなプロバイダーが乗り換えキャンペーンをやっていて、うまく乗り換えると2年間タダで使えるということができました。
僕もこんなおいしい手を逃すことはない!と、2年毎にプロバイダーを乗り換えました。
このようにして、携帯もネットもほぼゼロ円で運用をすることで、通信費を最小限におさえることができました。
大体15年ほど、ゼロ円運用を続けることができたと思います。
この間で節約できた通信費は、月1万円として、15年×12カ月×1万円=180万円ほど節約できたはずです。
衣服代の節約(クリーニングに出さない)
衣服代の節約:180万円
僕は独身の頃も結婚してからも、クリーニングはほとんど利用していません。
サラリーマンですと、シャツやネクタイやスーツ等をクリーニングに出す人も多いでしょう。
それはアイロンをかけるのが手間だからという理由が大きいと思います。
僕は自分でアイロンをかけ、ズボンはズボンプレッサーにかけ、スーツ、ネクタイも適宜自分でメンテナンスしました。
クリーニング代は、安いところでもシャツは1枚100円以上、ズボンは500円以上はかかっていたと思います。
月に直すと月5000円以上です(クリーニングに出した経験が少ないので実感ないですが)。
この5000円を25年ほど浮かすことができました。
試算すると、30年×12カ月×5000円=180万円ほどの節約となります。
またオンオフ問わず、ユニクロにはお世話になりました。FIREするまではほぼ全身ユニクロでしたので、だいぶコスト低減できたと思います。
残念ながらいくらコスト低減できた把握が難しいので、試算は割愛します。
飲食代の節約(自販機を使わない)
飲食代の節約:60万円
サラリーマン時代はオフィス出勤の際、水筒を持参していました。
オフィスにもコーヒーやジュースの自販機は設置してあったのですが、健康思考もあって、自前で麦茶を持って行ってました。
毎日100円使ったとして、稼働日240日(年)を25年分だと、25年×240日×100円=60万円ほどの節約でしょうか。
レジャー費用の節約(マイレージ利用)
レジャー費用の節約:200万円
僕は若い頃から旅行が好きで、クレジットカードでマイレージを貯めています。 あまり自前で飛行機は乗らないので、いわゆる陸マイラーというやつです。 せっかく貯めたマイレージポイントを消失(ANAやJALは3年間で失効)するのが嫌なので、ユナイテッドエアラインのマイレージサービスを利用しています。 今残っているマイルは50万マイル強ですが、過去に利用した分を合わせると、貯めることができたマイレージポイントは、100万マイルを超えていると思います。 1マイル=2円の価値とされていますので、200万円分を買い物で貯めたことになります。
6つの節約を合計すると
上記の6つの節約をまとめると、750万円+1000万円+180万円+180万円+60万円+200万円となり、合計は下記のとおりとなります。
合計:2370万円
おわりに
それほど切り詰めた生活はしませんでしたが、節約の期間が長いとそれなりの大きな金額になりました。
自分の歴史を振り返りながら、記事を作ってみましたが、簡単にできる節約でも結構な金額になりますね!(自分でも驚きました) またこれ以外の取り組み、光熱費水道代の節約や、タバコを吸わない、会社の保養所を使う等の簡単にできる節約だけでも、まだまだコスト低減をはかれますし、実際にやってきました。 ドケチを自称する強者の方もいらっしゃいますし、そんな方には到底及びませんが、適度な取り組みでも2000万円以上節約することができます。そしてその分が種銭として残るということになります。 更に高額な買い物である家や車を買う上でも、工夫するだけで、更にお金を残すことができます。(いずれその辺の話も記事にしたいと思います) そして、この節約で浮いた種銭を今度は投資で増やすことができれば、FIREに大きく近づくことができるのではないでしょうか。 了
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