【FIRE体験記】重要課題3つとメリットデメリット

この記事を書いた人
  • 2021年~ アーリーリタイア(FIRE)
  • 50代 4人家族 愛知県在住
  • 純金融資産は1億円台
  • 住宅ローンは9年間で完済
  • 投資歴は約20年
※資産形成の詳細はプロフィール参照ください。
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FIREって経済的自立にフォーカスされがちだけど、お金以外にどんなことを準備しなければならないのかなぁ・・・

お金だけじゃなく、FIRE後の第二の人生設計が必要かなと思います。

目次

はじめに

僕は2021年の夏にサラリーマンをやめました。いわゆるアーリーリタイア(FIRE)です。

当時僕は50代前半で、子供は高校生と中学生を抱えていました。

結婚が遅かった為、子供が巣立つにはまだ月日を要するタイミングでした。

下の子供が大学に入る頃には、定年が見えてくるという事が自分の中では大きな焦りにもなっていました。

幸いにして投資で資産が増え住宅ローンもほぼ完済した事もあり、完璧なタイミングではありませんが、思い切って退職してみました。

若い頃から夢見てきたアーリーリタイアでしたので、ようやく念願が叶った訳です。

今回はそんな僕のアーリーリタイア(FIRE)について、つたない経験をお伝えしたいと思っています。

家族持ち40代、50代の会社員の方には特に参考になるのではと思います。

この世代は会社の責任も重くなり、組織上のストレスも高くなります。

健康状態も夫婦ともども持病が増えてくる頃でもあります。

さらに子供の教育や家のローン、親の介護等これでもかと様々に重圧が掛かってきます。

そのような中でFIREは効果的なソリューションとなります。

しかしながら、良いところばかりではなく留意事項もありますので、メリットデメリットを含めこれから体験を踏まえお伝えします。

FIREの重要課題3つ

お金以外の課題では、つまるところ人や社会とのつながりについて再構築していく事だと思います。

下記の3つがFIREにとって最重要課題だと思っています。
FIREの重要課題3つ
  • 経済面のハードルが高い
  • 家族との折り合いの調整
  • シン・セカンドキャリアの構築

経済面のハードルが高い

別記事プロフィールで書きましたが、純金融資産が1億円を超え、マイホームのローンも完済したこともあり、計算上はFIREできるという目算はありました。

一番ハードルが高い項目ではありますが、幸運にも投資が有効に働き、比例係数に準じて資産を増やすことができました。

貯金と節約だけでは資産の拡大スピードは遅いので、早くFIREする為には投資は不可欠だと思っています。

家族との折り合いの調整

妻とは数年前からアーリーリタイアの希望があることを伝えていて、合意形成はスムーズにいきました。

子供にどう伝えるか悩んだ時期もありましたが、正直に経済的には問題ないこと、「早めの定年」を選択したこと、今後は小さな起業で社会と関わっていく、という旨を説明しました。

子供たちは薄々わかっていたようで、サプライズもなく、すんなり受け入れたようです。

そして子供の教育上、真面目に取り組む親の姿を見せる責任はありますし、妻にも不快感を与えたくありませんので、リタイア前と変わることなく平日は規則正しく起床し、だらだらした生活は謹んでいます。

シン・セカンドキャリアの構築

セカンドキャリアという言葉があります。主に人生における第2の職業という意味で使われていますが、主に定年退職後の仕事を指します。

FIREにおける第一の仕事は個人投資家ということになるでしょうか。

ここは保守的な運用を崩さず、年に数回のチャンスにだけ積極的に勝負するくらいで考えていますが、市場の観察と研究は怠らず、2~4時間程時間を使っています。

しかしながら投資はリアル社会と繋がるキャリアとは言えません。

僕はFIRE後も確個たるセカンドキャリアが必要と考えています。

題名でシン・セカンドキャリアと大げさに銘打ってしまいましたが、FIREは生活の為に働かないライフスタイルですので、世間でいうセカンドキャリアとはニュアンスが違ってきます。

私はシン・セカンドキャリアを「社会との新たな関わり方」と定義しています。

作家の橘玲さんが「幸福の資本論」で「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」という3つの幸福のインフラストラクチャーを提起しました。

これをベースに当てはめると、社会と関わることは、「人的資本」「社会資本」に繋がってきます。

旅行したり遊んだりしても結局のところ飽きると思ってますし、家の中で好き放題ごろごろしても、つまらないはずです。

FIREできる人は「金融資産(資本)」は高めなんですが、それだけでは幸福にはなれません。

社会とうまく関わることが、第2の人生を送る上でとても重要であるという問題意識を、僕は強く持っています。

僕個人の事を言いますと、投資家という点で社会と繋がっていきたいと思っています。

趣味としても投資が大好きですし、これまでの経験や知識が誰かの役に立つものと思ってまして、この経験やスキルをシン・セカンドキャリアに活かすべく準備をしています。

FIREしてよかったこと3つ

お金より大事なもの、それは時間と健康だと思います。
FIREの価値はそこにあると思ってます。

FIREしてよかったこと
  • 健康になれる
  • 好きな仕事ができる
  • 好きな時に遊べる

健康になれる

健康については労働に時間を奪われない分、睡眠時間がしっかり取れます。

また仕事や人間関係でストレスが無くなります。

これだけでも、FIREの価値は高いです。

好きな仕事ができる

会社には一定の時間在席しないといけませんし、成果も求められます。

FIREは、お金を稼げなくともなんとかなるというステージにいる訳ですから、自己実現の為の仕事ができます。

ボランティアでもいいですし、趣味の世界で頑張るのもいいです。あるいは好きなビジネスに励むのも良いと思います。

好きな時に遊べる

今日も平日の朝であるにも関わらずWBCの決勝戦を見ていましたが、時間の融通がいくらでもききます。
   
あるいは子供たちの長期休みにあわせて、平日に旅行することができます。

平日ですと、何かと予約が取りやすいですし安いです。

FIREして悪かったこと3つ

自分自身を管理していないと、FIREしてもQOL向上につながりません。

FIREして悪かったこと
  • 人間関係が減る
  • ストレス耐性が減る
  • 生活が単調になる

人間関係が減る

会社で繋がっていた人間関係は、会社と無縁になったとたんに無くなります。

よほどコミュニケーションに長けた人でない限り、仲良くしていた人とも交流しなくなります。

僕の場合だと過去に2社就職しましたが、年賀状での付き合いが少し残っている程度で、リアルな付き合いはゼロになりました。

孤独を味わう人もいるかと思いますが、新たな人間関係を作っていかないといけません。

ストレス耐性が減る

ストレスのない生活を送ると、耐性がなくなってしまい、少しでも面倒だなと思うことには消極的になります。

それがバイタリティの欠如に繋がる危険性を持っていると、僕は思っています。

生活が単調になる

基本のんびりした生活になりやすいので、生活にメリハリが無くなります。

会社生活ですと土日の休日が貴重でしたし、楽しみしていろいろとレジャーの計画を立てたりしてました。

しかしFIRE後では平日休日関係無くなりますし、むしろ人が少ない平日の方が良かったりします。

この為時間を効率的に使わない傾向となります。

家族持ちFIREの難しさ3つ

家族持ちのFIREは、独身に比べハードルが高いだけでなく、家族を持つが故の制約も存在します、

家族持ちFIREの難しさ3つ
  • 経済的自立のハードルが高い
  • 家族とのコンセンサス
  • 個人行動があまり取れない
FIREには家族持ちかそうでないか(独身)の2種類に別れますが、家族持ちであるゆえの難しさについて僕の経験に照らし書いてみます。

経済的自立のハードルが高い

別記事【FIRE】我が家の経済的自立費用を見積もってみたで書きましたが、50代の家族持ちFIREでは7000万円~1億円前後の資産が必要となります。

独身ですと子供の養育費を考慮しなくていいですし、派手な生活をしなければ生活費も安くなるので、家族持ちより数千万円安いコストになります。

家族とのコンセンサス

特に奧さんとのコンセンサスはとても重要です。

定年離婚という言葉がありますが、夫がずっと家にいて奧さんが耐えられなくなって離婚するといったケースがあるそうです。

FIREは定年退職を前倒ししたようなものですから、破滅的な事にならないよう細かいところまで説明し、コンセンサスを取る必要があります。

そして家事を増したり、子供のフォローをしたりといった事で家族に喜ばれる存在になることを意識しないといけません。

個人行動があまり取れない

 子供が成人していないと、好きな時に旅行するとかレジャーに行くという事は基本的にできません。

僕も昔はバックパッカーだったこともあり、ふらっと一人旅に出たい衝動にかられますが、家族との兼ね合いで、基本的に自由に行動するのは難しいです。

おわりに

「経済的自立」と「第二の人生の環境を再構築する」ということが、FIREの本質だと思います。

「FIRE卒業」という言葉が流行ったことがあります。

FIREした後に、金銭的に行き詰ったり、生きがいを消失してしまうことで、また会社員に戻るということを指すそうです。

もちろん金銭的な問題であれば、働かざるをえないでしょう。

しかし生きがいの消失で会社員に戻ってしまうと、定年退職後にもう一度、同じように生きがいを消失してしまうのではないでしょうか。

本質は生きがいへの対策をどうするかであって、FIREを卒業することがその答えにはならないはずです。

FIREは若くて元気なうちに、新たな自己実現に向け挑戦する良い機会になるはずだと個人的には思っています。


了
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