この記事を書いた人
- 2021年~ アーリーリタイア(FIRE)
- 50代 4人家族 愛知県在住
- 純金融資産は1億円台
- 住宅ローンは9年間で完済
- 投資歴は約20年
※資産形成の詳細はプロフィールを参照ください。
目次
資産内容
金融資産について(サマリー)
6月末資産:140,774,809円
前年度比
スクロールできます
昨年末 | 6月末 | 投資成績 |
132,287,558円 | 140,774,211円 (引出-105万円) | +9,536,653円 (加算+105万円) |
前月比
スクロールできます
5月末 | 6月末 | 投資成績 |
135,124,211円 | 140,774,211円 (引出-105万円) | +6,700,000円 (加算+105万円) |
6月の株式市況
6月の米国株はS&P500指数が+6.47%、ナスダック総合が+6.59%、ダウ工業指数は+4.59%という結果に終わりました。5月はハイテクセクターの一人勝ちの様相でしたが、6月は一部のセクターを除き全般的に上昇しました。 いっぽう日経平均は+7.45%と前月に引き続き絶好調をキープしました。おもに大型株、シクリカル株が指数を押し上げました。 このような背景のもと、僕の投資成績は前月比+670万円(+5.3%)、前年度比+954万円(+7.2%)という結果になりました。 下段に記述している“(引出ー105万円)”は、家のリフォーム費用として、投資用資金から引き出ししました。この為、投資用ポートフォリオ全体では105万円マイナスになりましたが、投資成績ではこの費用を相殺して計上しています。 当方FIREしている身であるため、保守的なポートフォリオに心がけていますが、マーケットが強いときは株の比率を上げるようにしています。稼げるときにたくさん稼ぐことが大切だと思っているからです。
アセットアロケーションですが、先月25%ほどあったキャッシュポジションが18%に低下し。株中心のポートフォリオ色が強くなりました。 5月は、株、キャッシュ、債券+商品、FXその他をほぼ均等に4分の一ずつ配分していましたが、6月初旬に大きく構成を変えました。
資産推移
僕はマネーフォワードで資産管理をしています。2020年8月からのデータしかありませんが、年度の推移は下記のとおりとなっています。(マネーフォワードは銘柄を大きく入れ替えると時々集計がおかしくなるので、スパイクしているチャートは無視してください)
年 | 資産 |
---|---|
2020年8月 | 9887万円 |
2021年12月末 | 1億2639万円 |
2022年12月末 | 1億3229万円 |
2023年6月末 | 1億4077万円 |
なおこの期間において1800万円ほどあった住宅ローンを完済しています。この繰り上げ返済分は上記資産から充当しています。ですので投資成績はこの金額分よくなる計算になります。
株ポートフォリオ(米国株・日本株比率)
国内株、米国株でほぼ1:1となっています。7月以降状況によってはこの比率を変えるかもしれません。米国株が増える可能性が高いと思っています。
通貨別ポートフォリオ
金融資産の約40%が外貨資産(ドル)となります。現在所有する外貨資産ではドル円が1円動くと約38万円分資産が上下することになります。 ドル円は約20円の幅で動くと想定しているので、現時点を天井と想定すると、為替リスクは約760万円となります。株にばかり目を取られて、為替で大負けしないようにしたいですね。
主要銘柄について
日本株
- ニデック
- キャノン
- アドバンテスト
- JPX
- USEN
- ソニー
- INPEX
- 荏原製作所
- 三菱商事
- 東京エレクトロン
金額ベースでランキングを作成しています。 1位はニデックです。この銘柄は2022年初頭から下落が止まらず最高値から半値になってしまいましたが、23年3月に底を打ったのではないかと思って買っています。現在はようやく日足200日線の少し上にいる状態です。これが明確に下方ブレイクされるまでは保有する考えです。 2位キャノン、3位アドバンテスト、6位ソニー、8位荏原製作所、10位東京エレクトロンは、半導体銘柄という視点で買っています。 4位JPX(日本取引所グループ)は、日本株が盛り上がれば、この株も上がるのではないかとの思惑で買っています。 5位USENは飲食店のITソリューション事業が強く、今後さらに飲食店のDX化が進むのではないかと考え投資しています。最近ではファミリーレストランには配膳用ロボットが増えてますよね。この配膳用ロボットがUSENの主力になるのではと期待しています。 7位INPEX、9位三菱商事は原油などのコモディティが長期的には期待できるのではと考え投資しています。 ※僕の投資スタイルは、モメンタム投資が主体です。このため勢いのある銘柄に資金を寄せていくやり方をとっています。ですので来月になると銘柄が大きく入れ替わる可能もあるので、長期投資主体の人にはあまり参考にならないかもしれません。
米国株
- ペトロレオブラジレイロ(ADR)
- エヌビディア
- アドビ
- カーニバル
- クラウドストライク
- アマゾン
- サムサラ
- インテューイティブサージカル
- マイクロソフト
- セールスフォース
1位のペトロブラスは、ブラジルの石油会社です。半官半民の会社でオフショア油田(海底油田)事業を手掛けています。配当は15%くらいだと記憶していますが、ひとたび配当落ちで下がるとそのまま30%下げたりします。とても危険な株ですが、最近のブラジル株の好調もあって、株価はいまのところ調子がよいようです。 2位のエヌビディアは、5月末の衝撃の決算発表後大きく上昇しました。僕はそれ以前に少し仕込んでいましたが、6月に少しずつ買い増ししています。現在の株式市況はAIバブルと言われていますが、まだバブル崩壊は先だと思ってるので、エヌビディア以外にも半導体銘柄はいくつか持っています。 3位アドビ、5位クラウドストライク、6位アマゾン、7位サムサラ、9位マイクロソフト、10位セールスフォースは、サブスクやクラウドサービスに強みを持っている銘柄です。2022年はFRBの政策金利が大きく上昇したおかげで株価は落ち込みましたが、その収益性は健在だと思っています。 4位のカーニバルは、クルーズ船を運営している会社です。2020年のコロナパンデミック初期に日本への入港問題で世界的に注目されたニュースは記憶に新しいです。一時はコロナの影響により株価は十分の一になりましたが、脱コロナの流れもあり6月は大きく株価が上昇しました。 8位のインテューイティブサージカルはヘルス分野の銘柄で外科手術用のロボット「ダヴィンチ」を作っているメーカーです。医療技術分野におけるロボット化はさらに進むのではと考えてます。 ↓↓↓半導体について関心のある人はどうぞ!
ETF
- QQQ
- SMH
- XLE
- EWW
- EPI
1位のQQQはナスダック100指数のETFです。このQQQを僕はポートフォリオの基幹に据えています。過去の年間パフォーマンスが17%以上という点を期待して保有しています。 2位のSMHは米国半導体SOX指数のETFです。一日に数パーセント動くのが普通なので、暴れ馬的な存在で正直持つ人を選びます。しかし半導体の将来性を考えると保有しなくてはならないものの一つと考えています。 3位のXLEは石油関連企業株で構成されたETFです。現状割高ではなくなっていること、配当利回りが高いこと、将来のインフレへの備え、これらの理由で保有しています。 4位EWWはメキシコ株式指数のETF、5位EPIはインド株式指数のETFとなります。新興国のアセットをいれておきたかったので、メキシコ、インド、フラジルに少し投資しています。 現在の世界情勢は米中冷戦やウクライナ戦争で象徴されるように、これまでの“グローバル化”の流れから“ブロック化”へと流れが変わっているように見えます。そうなると米国寄りか、中国ロシア寄りか、中立か、いずれかのブロックに分かれるのではと僕は考えています。 そのような大きな波に取り残されないようエリア的に観察したいため、新興国にも少し投資をしています。 ↓↓↓各ETFをベンチマークしました
投資信託
- e-MAXIS NASDAQ100 インデックス
- ニッセイSOX指数インデックスF
- iFREEレバレッジNASAQ100
- 楽天全米INDEX
- 日興ゴールド・ファンド
投資信託は基本的にナスダック100、半導体、ゴールドに絞って投資しています。そしてドルコスト平均法を使って、毎月168万円分積み立て投資しています。 ↓↓↓ドルコスト平均法による投資信託の積み立て投資について(実践編)
今後の投資方針
6月は日米ともに大きく株価が上昇しました。7月もアノマリーとしては株価が上がりやすい月とされているので、よほどチャートが壊れない限り、現ポートフォリオを保持する方針です。 しかし、米国株の動向を左右するFRBの引き締め姿勢がタカ派を維持している上、それによって米国債券の金利が上昇傾向にあることは注意が必要です。 先進国の経済データや、米国債券のイールドカーブ、そしていくつかの景気先行指数などを見る限り、おそらく今はリセッションに突入しているのではないかと疑っています。 したがって雲行きが怪しくなった時には、大きく株のポジションを減らすことも視野に入れています。 謙虚な姿勢を忘れず、適切なポジション管理に努めたいと思っています。 了
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