この記事を書いた人
- 2021年~ アーリーリタイア(FIRE)
- 50代 4人家族 愛知県在住
- 純金融資産は1億円台
- 住宅ローンは9年間で完済
- 投資歴は約20年
※資産形成の詳細はプロフィールを参照ください。
目次
資産内容
金融資産について(サマリー)
6月末資産:143,764,160円
前年度比
スクロールできます
昨年末 | 7月末 | 投資成績 |
132,287,558円 | 143,764,160円 | +12,526,602円 |
前月比
スクロールできます
6月末 | 7月末 | 投資成績 |
140,774,211円 | 143,764,160円 | +2,989,949円 |
7月の株式市況
7月の米国株はS&P500指数が+3.11%、ナスダック総合が+4.05%、ダウ工業指数は+3.35%という結果に終わりました。7月はダウ工業指数の13連騰という歴代2位の記録が象徴するように、毎日ひたひた上昇する相場だったかなと思います。 いっぽう日経平均はー0.05%となり、世界全体と比較しても大きく劣後しました。 このような背景のもと、僕の投資成績は前月比+299万円(+2.1%)、前年度比+1253万円(+8.6%)という結果になりました。 当方FIREしている身であるため、保守的なポートフォリオに心がけていますが、7月は株のエクスポージャーを大きく取りました。7月はアノマリー的にマーケットが強いことが多く、6月に引き続きマーケットは強いだろうと予想して強気の姿勢で臨みました。結果として功を奏したかたちで終わりました。僕はマーケットが強いときは株の比率を上げるようにしています。稼げるときにたくさん稼ぐことが大切だと思っているからです。
アセットアロケーションですが、キャッシュポジションは日本円と外貨を合わせて20%ほど。その他80%を株中心のリスク資産にしています。
資産推移
僕はマネーフォワードで資産管理をしています。2020年8月からのデータしかありませんが、年度の推移は下記のとおりとなっています。(マネーフォワードは銘柄を大きく入れ替えると時々集計がおかしくなるので、スパイクしているチャートは無視してください)
年 | 資産 |
---|---|
2020年8月 | 9887万円 |
2021年12月末 | 1億2639万円 |
2022年12月末 | 1億3229万円 |
2023年7月末 | 1億4376万円 |
なおこの期間において1800万円ほどあった住宅ローンを完済しています。この繰り上げ返済分は上記資産から充当しています。ですので投資成績はこの金額分よくなる計算になります。
株ポートフォリオ(米国株・日本株比率)
国内株、米国株で1:3となっています。先月までは日本株と米国株は均等配分していましたが、7月に入って米国株の比率を大きくしました。実際7月の日本株のパフォーマンスは良くなかったので、比率を大きく変えたことは結果的に間違ってなかったようです。
通貨別ポートフォリオ
金融資産の約45%が外貨資産(ドル)となります。先月は40%だったので5%ほど外貨比率が大きくなりました。現在所有する外貨資産ではドル円が1円動くと約45万円前後資産が上下することになります。 ドル円は約20円の幅で動くと想定しているので、現時点を天井と想定すると、為替リスクは約900万円となります。為替もしっかり注視しなければならないのが、海外株投資の面倒なところでもあります。
主要銘柄について
日本株
- INPEX
- ニデック
- キャノン
- USEN
- KeePer技研
- ソニー
- アドバンテスト
- 味の素
- 三菱倉庫
- 任天堂
金額ベースでランキングを作成しています。 7月は米国株に大きくシフトしたこともあり、日本株は半導体関連銘柄やシクリカル銘柄を中心に売却しました。 この為、先月と比較すると大きくポートフォリオの中身が変わりました。 1位となったINPEXは7月に入って石油価格の上昇に伴い大きく上昇しました。一時は世界的なリセッション懸念もあり、石油が下落していましたが、最近は盛り返しており、やはりインフレというテーマはしぶとく残っているようです。 同じく5位に入ったKeePer技研も7月は好調でした。この会社は愛知県大府市に本社があり、地元ということもあり応援の意味も込めて株を保持しています。カーコーティングが主な事業ですが、この分野はまだ伸びる余地が大きいのではないかと思っています。余談ですが、今月納車される愛車のレクサスNXも、ここでコーティングする予定です。 その他の銘柄は7月のはパッとしませんでした。外需関連の銘柄は当面少しきついかもしれませんね。内需やインフレといったテーマで改めてフォーメーションを組みなおすことも健闘しています。 ※僕の投資スタイルは、モメンタム投資が主体です。このため勢いのある銘柄に資金を寄せていくやり方をとっています。ですので来月になると銘柄が大きく入れ替わる可能もあるので、長期投資主体の人にはあまり参考にならないかもしれません。
米国株
- ペトロレオブラジレイロ(ADR)
- カーニバル
- セールスフォース
- アマゾン
- エヌビディア
- アドビ
- マイクロソフト
- メタ・プラットフォーム
- クラウドストライク
- オキシデンタル・ペトロリアム
先月に引き続き1位はペトロブラスです。ブラジルの半官半民の会社でオフショア油田(海底油田)事業を手掛けています。配当は15%くらいだと記憶していますが、ひとたび配当落ちで下がるとそのまま30%下げたりします。9月が配当月ですので、これに向けてどのような値動きをとるのか注視したいと思います。 2位のカーニバルは7月は上昇できずに停滞しました。増資を繰り返しているのが気がかりですが、脱コロナ銘柄として保持しています。 10位のオキシデンタル・ペトロリアムを除きハイテク銘柄がランキング上位を占めています。先月から大きく構成を見直し、ハイテク銘柄のエクスポージャーを減らしました。その理由としては、年始からのナスダックの上昇が過熱していることに加え、米国債の金利が上昇している為です。 昨年も米国債の金利がグイグイ上昇したことで、ハイテク銘柄が大きく売られた経緯があります。金利の上昇はハイテク株をアンダーパフォームさせるはずなので、ハイテク銘柄のポジションを減らしたわけです。
ETF
- QQQ
- SMH
- XLE
- EWW
- EPI
1位のQQQはナスダック100指数のETFです。このQQQを僕はポートフォリオの基幹に据えています。過去の年間パフォーマンスが17%以上という点を期待して保有しています。 2位のSMHは米国半導体SOX指数のETFです。一日に数パーセント動くのが普通なので、暴れ馬的な存在で正直持つ人を選びます。しかし半導体の将来性を考えると保有しなくてはならないものの一つと考えています。 3位のXLEは石油関連企業株で構成されたETFです。現状割高ではなくなっていること、配当利回りが高いこと、将来のインフレへの備え、これらの理由で保有しています。 4位EWWはメキシコ株式指数のETF、5位EPIはインド株式指数のETFとなります。新興国のアセットをいれておきたかったので、メキシコ、インド、フラジルに少し投資しています。 現在の世界情勢は米中冷戦やウクライナ戦争で象徴されるように、これまでの“グローバル化”の流れから“ブロック化”へと流れが変わっているように見えます。そうなると米国寄りか、中国ロシア寄りか、中立か、いずれかのブロックに分かれるのではと僕は考えています。 そのような大きな波に取り残されないようエリア的に観察したいため、新興国にも少し投資をしています。 ↓↓↓各ETFをベンチマークしました
投資信託
- e-MAXIS NASDAQ100 インデックス
- ニッセイSOX指数インデックスF
- iFREEレバレッジNASAQ100
- 楽天全米INDEX
- 日興ゴールド・ファンド
投資信託は基本的にナスダック100、半導体、ゴールドに絞って投資しています。そしてドルコスト平均法を使って、毎月168万円分積み立て投資しています。 ↓↓↓ドルコスト平均法による投資信託の積み立て投資について(実践編)
来月の投資方針
8月は夏休みシーズンに入ります。市場関係者も一斉にバカンスに入るわけですから、ここから株価もしばらく凪の状態になるのではないかと思っています。 おそらく8月26日のジャクソンホール会議におけるパウエル議長の発言か、夏休み明けの9月4日レイバーデイから改めてマーケットはトレンドを形成するのではないかと予想しています。 それまでは横ばいのチャート形状となる可能性が高いと考えますので、株のポジションを落として現金を増やして、僕の投資生活も夏休みに入ろうかなと考えています。(もちろん相場が急変した際はそれに応じた対応をする所存ですが。) そして現在、株のポジションは65%程度ですので、この比率をもう一段階(5~10%)下げて55%くらいにしたいと思っています。株が上がらない時期に大きなリスクをとるのは賢明ではありません。 株はこんな感じで対応しますが、FXはスイングトレードの機会があればやっていくと思います。 了
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