この記事を書いた人
- 2021年~ アーリーリタイア(FIRE)
- 50代 4人家族 愛知県在住
- 純金融資産は1億円台
- 住宅ローンは9年間で完済
- 投資歴は約20年
※資産形成の詳細はプロフィールを参照ください。
目次
資産内容
9月は負け越しました。それでも懲りずにリスク資産多めで10月に臨む所存です。
金融資産について(サマリー)
9月末資産:140,658,876円
前年度比
スクロールできます
昨年末 | 9月末 | 投資成績 |
132,287,558円 | 140,658,876円 | +10,616,318円 |
前月比
スクロールできます
8月末 | 9月末 | 投資成績 |
145,437,639円 | 140,658,876円 | -1,628,763円 ※エクシブ会員権315万円を相殺 |
9月の株式市況と投資結果
9月の米国株はS&P500指数がー4.87%、ナスダック総合がー5.81%、ダウ工業指数はー3.5%という結果に終わりました。 2023年の米国株は年初から好調を持続していましたが、前月に引き続き9月はさらに大きく下落しました。そして日経平均もまたー2.34%と落ち込みました。 米国の夏休み明け相場は9月4日のレイバーデー明けから始まります。残念なことに、その初っ端から軟調な地合いがだらだら続いて下落基調となり、9月20日のFOMCでダメを押されたという流れでした。 そしてこのFOMCにおいて、FRBの金利がより高く、より長くなる(Higher for Longer)方針が明らかになり、長期金利がサプライズ上昇となったことで、大きく株式市場が崩れました。 このような背景のもと、僕の投資成績は前月比マイナス163万円(ー1.1%)、前年度比プラス1062万円(+8.0%)という結果になりました。 指数と比較すると軽微なマイナスであるものの、100万円以上の損を出してしまったことは残念です(よくあることですが)。 9月は株式市場にとっては最もパフォーマンスが悪い月であるにかかわらず、慢心により株のポジションを多めにとってしまった上、損切などの丁寧なケアを怠ってしまったことは大きな反省点です。特にFOMC後のポジション管理はヘタクソそのものでした。 なお9月は投資と無関係な支出があったので、それらの金額は相殺して計算しています。 【相殺したお金の内訳】 (支出)エクシブ会員権の代金:315万円
ポートフォリオですが、株を中心としたリスクアセットは約80%。残り20%が現金となっています。前月よりも5%ほど株のポジションを大きくしています。
資産推移
僕はマネーフォワードで資産管理をしています。2020年8月からのデータしかありませんが、年度の推移は下記のとおりとなっています。(マネーフォワードは銘柄を大きく入れ替えると時々集計がおかしくなるので、スパイクしているチャートは無視してください)
年 | 資産 |
---|---|
2020年8月 | 9887万円 |
2021年12月末 | 1億2639万円 |
2022年12月末 | 1億3229万円 |
2023年9月末 | 1億4066万円 |
尚この期間において1800万円ほどあった住宅ローンを完済しています。この繰り上げ返済分は上記資産から充当しています。ですので投資成績はこの金額分よくなる計算になります。
株ポートフォリオ(米国株・日本株比率)
国内株は信用取引もやっていますので、ざっくりと米国株との対比で1:1となっています。当面は米国株はグロース株中心、国内株はバリュー株中心といった塩梅のポートフォリオになっていくのではないかと思っています。
通貨別ポートフォリオ
金融資産の約36%が外貨資産(ドル)となります。ドル円が1円動くと約35万円前後資産が上下することになります。 ドル円は約20円の幅で動くと想定しているので、現時点を天井と想定すると、為替による潜在的下落リスクは約700万円と見積もっています。
主要銘柄について
日本株
- iシェアーズ ジャパン配当利回りETF
- NEXT FUNDS 銀行業 ETF
- INPEX
- レーザーテック
- スクリーン
- 味の素
- 東京エレクトロン
- ソニー
- 丸千代山岡家
- ふくおかフィナンシャルG
金額ベースでランキングを作成しています。 個別株は数十銘柄持っているので、参考になるかはわかりませんが、現状はこんな感じです。 ランキング1位と2位は東証ETFです。個別銘柄はどうしてもボラタリティが大きく、メンタル面での失敗トレードが増えてしまうので、値動きがマイルドなETFにしています。TOPIXの中でも好調な高配当株、銀行セクターのファンドを買っています。 また9月後半から半導体銘柄を少しずつ増やしていきましたが、基本的には株主優待銘柄や高配当銘柄が多いです。
米国株
- マイクロソフト
- エヌビディア
- アマゾン
- ペトロレオブラジレイロ(ADR)
- アドビ
- マイクロソフト
- メタ・プラットフォーム
- アドバンスト・マイクロデバイシズ
- セールスフォース
- オキシデンタル・ペトロリアム
米国株も数十銘柄持っていますが、あらためてみるとハイテク系と石油系が上位を独占しています。 米国株については、ETFや投資信託含めて90%以上がグロース銘柄です。
ETF
- QQQ
- SMH
- XLE
- EWW
- EPI
1位のQQQはナスダック100指数のETFです。このQQQを僕はポートフォリオの基幹に据えています。過去の年間パフォーマンスが17%以上という点を期待して保有しています。 2位のSMHは米国半導体SOX指数のETFです。一日に数パーセント動くのが普通なので、暴れ馬的な存在で正直持つ人を選びます。しかし半導体の将来性を考えると保有しなくてはならないものの一つと考えています。 3位のXLEは石油関連企業株で構成されたETFです。現状割高ではなくなっていること、配当利回りが高いこと、将来のインフレへの備え、これらの理由で保有しています。 4位EWWはメキシコ株式指数のETF、5位EPIはインド株式指数のETFとなります。新興国のアセットをいれておきたかったので、メキシコ、インド、フラジルに少し投資しています。 ↓↓↓別記事で各ETFをベンチマークしました
投資信託
- e-MAXIS NASDAQ100 インデックス
- ニッセイSOX指数インデックスF
- iFREEレバレッジNASAQ100
- 楽天全米INDEX
- 日興ゴールド・ファンド
投資信託は基本的にナスダック100、半導体、ゴールドに絞って投資しています。そしてドルコスト平均法を使って、毎月168万円分積み立て投資しています。 ↓↓↓ドルコスト平均法による投資信託の積み立て投資について(実践編)
10月の投資方針
8月9月と6%程度のドローダウンがあったことで、ヒヤっとする相場が続いています。そして依然ボラタイルな相場は収まる気配がありません。9月の投資方針として日本株はバリュー銘柄を、米国株はグロース銘柄を、それぞれ中心にしていましたが、10月においてもその方向性は変わっていません。 若干の変更点として、石油株の比重を落とし、半導体株を上げるべくポートフォリオの調整をしています。その大きな理由として、FRBによる金利引き上げ停止の可能性がでているからです。金利が上がらなければ、半導体やハイテク株が優位と考えます。また7月後半以降軟調に推移してきたという中期的な日柄調整をこなして、この分野は休養十分ではないかと考えます。 ただし足元をみると、米国長期国債がピークから50%近く下落しており、史上最大のドローダウンを記録しています。まさに“債券バブルの崩壊”ともいえる状況です。債券は株式よりも巨大な市場を形成しています。それ故に、たとえば債券の損失を補填する為、株を売って帳尻を合わせようとする機関投資家がでてきて、売りが売りを呼ぶ展開があっても不思議ではありません。 さらにハイイールド債の軟調、長短米国債の逆イールドのスティープ化、ウクライナやイスラエルなどの地政学リスク、米国政府債務問題などを鑑みると最悪ブラックスワンなどの怖いシナリオも想定しておかなければなりません。 このような背景がある中で、僕のリスク資産は現在80%となっています。もう少しポジションを減らすべきとは思いますが、日々のプライスアクションやチャートを確認しながら丁寧に資金管理を行うことで、できるかぎりリスクヘッジしていく所存です。あまりガチャガチャ売り買いしても損するばかりですので、基本は日々の上げ下げに動じないよう、感応度低めに取引することを心掛けていきます。 「強気相場は心配の壁を登る」というウォール街の格言がありますが、多くの不安要素を織り込みながら前進しつづけている現在の相場を、まずはリスペクトすべきではないかと思っています。 了
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